ご無沙汰いたしておりました。
1年ぶりの更新です。
遅ればせながら、今年もよろしくお願いいたします。
さて、今年は札幌国際芸術祭が開催されております。
総合プロデューサーはあの坂本龍一教授。
日本はもとより世界中のクリエイターが札幌をアートで彩ってくれる素敵なお祭りです。
数年前の瀬戸内国際芸術祭はメディアの露出もすごくて、かなり盛り上がりましたね。
嵐の桜井くんがテレビや雑誌で特集していたり。
さて、札幌はいかがなものでしょうか。
開催場所は札幌各地で行われているのですが、
今回は札幌駅と大通を結ぶ直線520mの地下歩道空間、その名もチ・カ・ホでやっているイベント、
「ブラインドブックマーケット」がおもしろそうだったのでご紹介します。
積みあがっているデザインされたダンボールは商品ではなく、
カウンターであり商品棚でもありサインでもありと、
シンプルなデザインながらその役割は何通りもこなしているという、
これぞデザインの極みといわんばかりの構え。
準備するのも片づけるのもシンプル。
それもまたデザインのうちなのでしょうか。
さて、このイベントが何かといいますと、、、
自分の思い出の本を誰かと共有しましょうという企画のイベントで、
1冊本を持参すると、誰かが持ってきた本と交換できるというもの。
本は選べるのですが、ラッピングがされていて中身は見られません。
そのかわりに、持ち主が書いた「本との思い出」のコメントが表紙に貼ってあるので、
そのコメントを読んで共感できそうな本を選ぶというものです。
なんてロマンチックで素敵な企画。
本は出会いというではありませんか。
それを見知らぬ誰かの思いを媒体にその本と出会うって、
なかなか味わえない体験。
もちろんお金はかかりません。
1冊の本を持っていって、1冊の本をいただいてくる。
これもまたシンプルですね。
更新暫く途絶えてから見に来るのも遠のいてしまいました。^^;
なんかしばらくぶりに見に来たら更新されていてしかも昨年の夏。
今は年を超えて2月。
遅れてしまいましたがコメント残します。
札幌国際芸術祭。
私も見てきました。
地下歩行空間と芸術家さんの作品制作の過程のドキュメント映画を。
ダンボールのこのブースはエコチックでヨカッタですね。
本は交換してこなかったもののダンボールのデザインの良さを感じてきました。
ドキュメント映画は1時間半くらいの映画だったのですが前半1時間は音と音楽のみで
映像を流す感じで眠気との戦い。(笑)
見た感想としては
「芸術家の感性は素人には理解できないものがある」
このヒトコトでしたね。
最後に坂本龍一のトークがあるはずでしたが病気ということでなくなり
ちょっと残念な映画鑑賞となりました。(´・ω・`)
ふむふむ、たしかにむずかしい作品はあるよね。
アートは自分の視野で推し量ろうとすると否定の色眼鏡で見てしまう。
作品に寄り添う気持ちと、作者のこめた意図を思い巡らすところに面白味があるのではないかと。
作品を見て、すごい!と感動すると同じように、むずかしいけどうーん…と思うことも
またどこかに刺激が与えられているのだと思う。
そんなことを考えさせてくれた芸術祭でした。
これを機に札幌にも、いや北海道にもアートの風が吹いてくれればいいな。
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